インテル株式会社
「企業プロジェクト」での実践を通して
創造力で新たな価値を生み出す学生たち
企業とのゼミやプロジェクトを通して、在校生たちが様々な課題に挑戦。
デザインとテクノロジーの力を使って、新たな価値を創造しています。
インテル株式会社 アジア・パシフィック・ジャパン
データセンター・AI・グループ・セールス
AIテクニカル・ソリューション・スペシャリスト兼アドボケイト
滋慶学園COMグループ 教育顧問
大内山 浩氏
複数の外資系IT企業を経て、2019年にインテル株式会社へ入社。ITエンジニアからビジネスコンサルタントまで経験してきた幅広い知見を武器に、日本中のお客様のAIの事業実装を技術面およびビジネス面からお手伝い。2020年10月よりTECH.C.の教育顧問に就任し、AIゼミの提供、および、学生とAIオープンソースプロジェクトを遂行中。座右の銘は「まずはやってみよう」。
魚類養殖業では、費用の6~7割がエサ代として掛かるという課題がありました。
そこで、さくらインターネットが持つ海洋中の魚群をとらえるソナー画像技術を用いて、効果的に「いけすの中のエサやり」ができるシステムの開発を行うことに。開発を始めるにあたり、ソナー画像解析の前例が全くなかったため、さくらインターネットとインテルの方々と協議を重ね、最終的に「Microsoft Azure」を使用して解析を行いました。成果として、日刊水産経済新聞などのメディアに掲載いただき話題となりました。
まず、坂本さんのマインドや姿勢が好きです。難しい課題をコツコツと2年間ひたすら取り組んでいただき、メディアにも取り上げられるような結果を出して素晴らしい活動をされているなと常日頃から思っています。
このプロジェクトにより、今後のビジネス的な可能性は坂本さんが取り組んでいる活動の成果次第。つまりAIやその他の画像処理技術を使って、この画像から価値や意味が生み出せたら、一気にこの画像を欲しがる人たちが世界中に増えます。
将来の未知の可能性を追い求める研究をされていて、霧に包まれている中を手探りで進んでいるような感覚だと思いますが、最初のパイオニアになる人というのはそういう人たちです。
これからも試行錯誤しながら多くの体験をして、道を切り開いていただければと思います。
「Intel Unite」のプラグインの資料は日本語が存在しなかったので、英語の資料を読み込んでアメリカのエンジニアの方に聞くしかないという状況で、とにかく英語を頑張らないとスタートすらできない状況は中々大変でしたが、実際に最前線で働いている方々のAIを活用しているお話を沢山聞けて、すごく楽しくて勉強になりました。
無線で会議用の資料を共有すること等ができるソフトウェア「Intel Unite」のプラグインと高性能コンピュータ・ビジョンやディープラーニングを開発が可能になるソフトウェア「インテル® OpenVINO™ ツールキット」による密検知システムを活用し、Hubに取り付けたセンサーにより、会議室の状況をモニターやプロジェクターの画面に映し出し、人の接触を検知して三密の警告・予防をする機能を制作。米国インテルが主催するプロジェクトのため、全て英語で開発を行いました。
細河さんのプロジェクトは、おそらく一番リアルビジネスに直結するのではないかと思っています。
すでに「Intel Unite」を利用しているお客様は世界中に沢山いますから、そのお客様たちがこのプラグインを使う可能性が充分ありますよね。
密検知は最もホットなトピックなので、世界中のどこかで全く見ず知らずの人に影響を与えられるかもしれませんから、インテルのビジネスに貢献できるかもしれない可能性をモチベーションにして取り組まれると面白いのではないかと思います。
もともとあまりAIに触れていなかったのですが、プロジェクトを通してAIの技術や知識を身に付けることができました。僕は台湾出身なのですが卒業したら日本の企業に就職したいと思っています。
今まで自分一人で作業をしてきたので、今回チームで開発する難しさも感じました。スケジュール管理や役割分担などエンジニア会議で決めるのですが、中々難しかったです。僕は新しい技術が好きなので、技術をどんどん身に付けてお客様の問題を解決していけるような仕事に就きたいと思います。
インテルが提供する高性能なコンピュータ・ビジョンやディープラーニング開発が可能になるソフトウェア「インテル®OpenVINO™ツールキット」を、様々な場所で展示やデモができるWEBサイトを開発。1~2週間に1度インテルのオンラインメンターを受けながらプロジェクトを進行していきました。実際にインテルの営業ツールとして導入され、現在は本サイトに入るためのログイン画面や新しいAIアプリの制作などアップデートに取り組んでいます。
リ ハンさんと尾形さんは、非常に技術的に高いスキルや知識を持たれているので、お二人にとても助けられ結果的に素晴らしいビジネスツールができ上がったと思います。
実際に、インテルの社内だけではなく我々のお客様も使っており、AIの可能性を知らない方への最初の入口として「OVAAS」は非常に重要な役割を担ってくれています。
ぜひ今後もこのWEBサイトをメンテナンスして、より良いものにしていくためにご協力いただけると嬉しいなと思っています。インテルおよびTECH.C.さんのライフワークコラボレーションプロジェクトとして、長期的にご一緒させていただきたいですね。
4年制AI&テクノロジー科
AIエンジニア専攻
発展をみせる情報社会。AIシステムを開発・設計でき、ビッグデータを駆使する最先端テクノロジーを身につけた、時代に必要とされるエンジニアを育成。
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姉妹校在校生 坂本 光汰
前例のない課題を解決する難しさやニーズに合ったものを提供することの大切さを学ぶことができました。現在は、さらに可視化できるように運河をタテに切り取った断面図を用いて画像解析の研究をしています。地道な作業が多いですが、これからもっと研究して突き詰めていきたいと思います。