ゲーム・e-sports・AI・テクノロジー業界で活躍できるプロを育成するための専門学校

業界コラム
業界コラム
AI・テクノロジー

セキュリティにもAIを活用する時代、最前線で活躍している技術者とは?

サイバーセキュリティについてのニュースが、以前よりはるかに多くなっています。大手企業や国の機関などがサイバー攻撃にあった、ハッキングによって個人情報が大量に流出したというニュースに、私たちはどこか慣れっこになってしまっている部分があります。もちろん個人レベルでもウイルスなどの被害にあってしまったという話を聞くことも多くなりました。

これだけネットやスマホ、パソコンなどのデジタル技術が私たちの生活に浸透すると、それだけリスクも多くなるのは仕方ないことなのかもしれません。

そんなサイバーセキュリティの世界には、こうした技術のプロがいます。しかも今ではセキュリティにもAIが活用される時代です。AIをフル活用してネット空間の安全を守る人材のニーズが高まっているわけですが、その人たちはどんな仕事をしていて、どうやってその職業に就いたのでしょうか。

今回はAI時代のサイバーセキュリティのプロが活躍する最前線のお話をしたいと思います。

 

セキュリティの重要性は高まるばかり

サイバーセキュリティに関係するニュースが多くなったと感じるのは、単なる肌感覚ではありません。実際にサイバー攻撃の件数はどんどん増えていて、以前は愉快犯が無差別にやっていたようなものが今では標的を明確に定めて金銭目的で攻撃を仕掛けてくるのがほとんどです。今や、サイバー攻撃はハッカーたちの「仕事」になってしまっているのです。

最近のサイバー攻撃を見ていると大企業や国の機関など目立つところがよく狙われているのは、どこかにいる依頼者がこうした標的を指定してきてハッカーに依頼をして、ハッカーがその依頼に基づいてサイバー攻撃をしているからです。

だからといって、個人が狙われないわけではありません。流れ弾のようにウイルス感染をしてしまってスマホやパソコンの情報が盗まれたり、ランサムウェアといって大切なデータが勝手に暗号化されて「解読してほしければ身代金を支払え」と脅迫してくる事例も多発しています。

犯罪が増えると、警察官や犯罪捜査の専門家を増やさなければなりません。サイバーセキュリティの世界では、そのための人材のニーズが高まっているのです。

 

セキュリティの世界では前例が通用しなくなっている

これまでのサイバーセキュリティは、パターンマッチングが一般的でした。過去にあったサイバー攻撃やウイルスの形や挙動を記録して、それと同じものであるかどうかを検知して対策する手法です。しかし、犯罪者も日々進化しています。パターンマッチングによって検知されると攻撃を防御されてしまうので、そこから派生した別種のウイルスを開発して攻撃を仕掛けてきます。しかも、こうしたウイルスの開発にはAIが悪用されています。

AIを使って次々と新しい手法で攻撃してくることを受けて、セキュリティの世界でもAIの活用が進んでいます。AIを使って次々と方法を変えてくる攻撃に対して、防御側もAIを活用して対応するというわけです。まさに「AI vs AI」のいたちごっこですが、これがセキュリティの最前線です。

 

セキュリティの最前線で求められるスキル

このようなセキュリティの最前線で活躍している人たちは、AI開発技術やネットワーク技術、そしてサイバーセキュリティの知識に精通したプロです。AIに学習させて未知のサイバー攻撃を防御するという考え方は、パターンマッチングが全盛の時代にはなかった概念です。それだけサイバーセキュリティの世界では求めている人材のレベルが高くなっているということです。

人材のレベルが高くなるということは、それだけ人材の価値が高くなります。IT系の技術者にたくさんのジャンルがありますが、その中でもセキュリティは「花形」とも言われる分野で、セキュリティ関連企業から引っ張りだこの人材はかなりの高収入です。

ITの世界で成功したいと考えている方は、こうしたサイバーセキュリティの世界でキャリアアップを目指してみてはどうでしょうか?

 

AIのプロ人材になるには

AIはプログラムとビッグデータ(巨大なデータ)のかたまりで、しかもそのプログラムはディープラーニングといって自分自身で学習する能力を持っています。それを開発し、進化させていくには核となるシステムを設計し、プログラミング言語を駆使してプログラムを作成していくスキルが必須です。また、ディープラーニングによって蓄積していくデータはデータベースに蓄積されていくので、データベースを開発し、管理する能力も求められます。

こうした能力を基礎として、日々進化しているAIの現場を知り、新しい技術を取り入れながら技術を高めていくことがとても重要です。

札幌デザイン&テクノロジー専門学校の「AIエンジニアコース」が4年制で、しかもカリキュラムの中で実践教育を重視しているのは、それだけ学ぶべきことが多く、そして実践で身につけることが多いからです。サイバーセキュリティだけにとどまらず、AIのプロ人材が求められる分野はこれからもどんどん広がっていきます。当校の「AIエンジニアコース」は、そんな時代に向けて必要な知識と技術、そして経験を身につけることができる最短ルートです。

業界コラムTOPへ戻る