「なりたい仕事」に直結する学び
専門学校とは専修学校の中でも、高等教育機関として専門課程があり、公的機関から認可を受けた学校のことを指します。実践的な技術を身につけITやデザイン、音楽・エンターテイメント、動物や医療などさまざまな専門職を目指します。
幅広い知識を得て将来に活かす
大学は学問を学び研究することで知識を身につけ、また一般教養科目で教養を深めることを目指しています。知識を基とする職業を希望する方は大学で学んだほうが目指しやすい仕事もあります。
Before Admission
学ぶ目的や入試方法を確認しよう!
学ぶ目的は?
専門学校実践的な授業で業界企業への就職を目指す!
専門学校では専門的な知識やスキルを実践的に学び、希望する業界企業への就職が目的となります。目指す業界で活躍できる専門に特化したカリキュラムが用意されているため、いずれの専門学校も就職に直結した学びを習得できるメリットがあります。
大学学術的な授業で学問・研究を究める
大学では入学した学部・学科での学問を学術的に究め、さらに他学科や一般教養など様々な授業を受けることで、視野を広げ、多くの視点からの考え方を身につけられるメリットがあります。
入試方法と準備は?
専門学校面接や作文が中心の「やる気」を確認する選考
多くの学校が目指す業界への意欲ややる気を重視した入試方法を採用しています。「この学校で学びたい」「目指す業界で活躍したい」という高いモチベーションを図るため、面接・作文などの専攻が主となります。中には一般常識テストなど筆記テストなどを実施する学校もありますので、各校の入試内容を確認しましょう。
大学大学入学共通テストなどで学力を確認する選考
国立・公立・私立ごとに「一般入試」「推薦入試」「総合型選抜」とさまざまな試験方法がとられていますが、いずれも学力テストを中心にしたものが多くなります。大学入学共通テストを利用した学力テストや、高校での成績や生活での評価、学校によっては面接結果などが評価の対象となります。
「学びへの意欲」をアピールしよう
専門学校では志望動機や将来の目標など「学びへの意欲」が重視される傾向があります。受験者の考えや気持ちを面接や作文で図り、学校側が求める人物像であるかを判断します。自分の考えや気持ちをまとめたり、面接での受け答えや作文の書き方など、表現する練習をして「本番で緊張して伝えきれなかった」ということにならないようにしておきましょう。
Enrolled in school
授業や先生、設備などキャンパスライフは?
授業内容は?
専門学校目指す仕事に必要な知識やスキルを実践的に学ぶ
実践型授業が中心で目指す職業に必要となる知識やスキル、応用力を学ぶための演習などがあります。また、資格が必須となる職業もあるため、その資格取得サポートに注力している学校や、学科を卒業することで資格取得できる仕組みになっている学校もあります。
大学専門分野や一般教養など講義・座学を中心に学ぶ
学術的な学びが中心で入学した学部・学科の授業を中心に座学や論文・レポート、実験などがあります。自身で定めた研究テーマで論文を書く卒業論文を課す学科も多いです。また、一般教養など専門以外の授業も必須で学ばないといけません。
先生はどんな人?
専門学校各業界の企業の方や現役のプロが講師
各業界での企業の方や現役のプロが講師をされています。実際の仕事の事例や経験を元に仕事内容や流れなど、リアルな現場の仕事を想定した授業で即戦力や応用力を身につけます。業界のイマやトレンド、今後の展望などが授業に反映されます。
大学専門分野の研究をしている教授や准教授
長年、各分野で研究を行っている教授や准教授が授業を担当。先生方は専門の分野に精通しているので、深い知識を持っています。その知識を活かした授業やゼミを受け持ち、これまでの経験を元にした指導やアドバイスで学生の研究を導きます。
授業時間の密度は?
専門学校実践的な授業内容で忙しいけど充実!
専門学校の授業時間は認可校の場合、年間800時間以上と定められています。修業年数は1-4年であり、最も多いのは2年制の専門学校ですが、より深く専門分野を学びたいという要望や国家資格の取得に応えるため、3年制や4年制の専門学校も増えています。専門性が高い授業で一般的には忙しい、と言われていますが、目指す職業の勉強をするという充実した学びの中でキャンパスライフを送ることができます。
大学興味や必要のある教科を自分で選択
卒業に必要な単位数が学校により決まっていますが、自分で時間割を組むので緩やかなスケジュールにすることもできます。ただし就職に所属する研究室が影響するケースもあるので、授業選びが重要です。必要単位は3年次までに取得し、4年次は就職活動や論文に当てる人が多く見られます。
専門学校でもアルバイトはできるの?
もちろんアルバイト可能です。将来のために専門分野の業界でバイトをする、家から学校からのの通いやすさや時間帯、時給で決めるなどさまざまです。勉強に支障がないように気をつけながら、チャレンジしてみてください。
施設・設備は?
専門学校各専攻の実技のための環境が整っている
専門学校では卒業後に、各業界で即戦力になることを求められます。そのため、それぞれの業界の現場環境と同じ専門性の高い設備や機材が用意された教室があります。
大学専攻を問わず活用できる図書館等が充実
大学では講義が中心のため、イスと机が並ぶ一般教室が中心です。研究室には実験器具などの機材もあります。他に、図書室が充実しており、過去の研究や論文を調べたり、レポートや論文の作成、発表の準備など、空き時間や放課後を利用した自習に利用できます。
After Graduation
学歴や就職先、人間関係はどう違うの?
学歴は?
専門学校4年制は「高度専門士」の資格が付与される
4年制専門学校では「高度専門士」の資格が付与されます。「高度専門士」は、文部科学省が定めた総授業時間数や教育課程、過程修了の認定などの基準をクリアした、4年制以上の専門学校を卒業した人に与えられる称号です。就職の際の待遇面でも大卒の「学士」とほぼ同等とみなされ、4年間専門技能を学んだ証明になります。
大学卒業すると「学士」の資格が付与される
「学士」は大学を卒業すると与えられる一般的な学位です。大学が定めた教育課程で単位を取得し、卒業論文や試験の合格を経て卒業すると付与されます。
就職先は?
専門学校専門職で憧れの業界を目指せる
学校と業界企業との連携が優れており、希望する業界・職種の求人情報が豊富なので、専攻する専門職への就職を目指すことができます。在学中に学んだことを実際に活かしながら実践を積み、よりクオリティの高いプロを目指します。
大学学部によってさまざまな仕事を目指す
学部により就職先が大きく異なります。文系学部の多くは総合職や一般職など様々な業界に広く就職を目指し、研究をともなう理系学部の多くはより専門的な研究・開発を行う業界を目指します。
「なりたい仕事」から進路を逆算しよう
せっかく入学したのに後になって、その学校では目指す仕事に就けない、ということにならないように、目指す職種がある場合はそこから逆算して進路を選択していくことが重要です。その仕事に就くために必要な資格や実習があるのかを事前に調べましょう。
周囲の人間関係は?
専門学校同じ業界内でのコミュニティができやすい
同じ専攻を学んでいた学生は就職先も同業界になりやすいため、同じ業界内でのコミュニティができやすい傾向があります。仕事をはじめ、クラスメイトから成長した同業者として、それぞれの立ち位置から見た仕事や業界に対しての意見や情報交換ができます。
大学先輩・後輩のつながりが強い
同じ大学の出身者を採用する企業も多いため、先輩・後輩の繋がりが強い傾向にあります。また業界は多方面にわたるので異業種間での知り合いや友人も多くなるため、異なる視点を得るきっかけになったり、商機が広がるなどメリットもあります。