ITの仕事
プログラマーという職業自体は、それほど新しいものではありません。ゲームやソフト、アプリなどはすべてプログラマーが組み立てたプログラムによって稼働していますし、銀行のATMやキャッシュレス決済、鉄道の改札機など、私たちはさまざまなシステムのお世話になっています。それらを動かしているプログラムはすべて、プログラマーが作成したものです。
今やIT社会を支える超・重要職種であるプログラマー。当然能力の高い人は引く手あまたで活躍の場も広いわけですが、そんなプログラマーの仕事内容や年収、将来性などについて解説しましょう。
コンピューターはソフトがなければ動きません。そのソフトは、プログラム言語によって組まれています。プログラミング言語を駆使し、プログラムを書く(コーディングといいます)ことでソフトを開発するのが、プログラマーです。
ひと口にプログラマーといっても、その種類はさまざまです。ゲームやスマホアプリなどを開発する「アプリケーションプログラマー」をはじめ、Webサービスを開発する「Webプログラマー」、ゲームを制作する「ゲームプログラマー」などなど、開発するソフトの種類によってプログラマーの職種もたくさんあります。
ちなみに、プログラマーと同じくソフト開発関連の職業であるSE(システムエンジニア)がありますが、このSEは要件定義といってソフト開発の設計者のような立場で、実際にプログラムを組むのがプログラマーです。建築に例えると設計士と建築職人の違い、といったところでしょうか。
プログラマーとして活躍する方法は、ひとつではありません。システム開発会社やソフト会社に就職して働く方法や、独立してフリーランスとして活躍する方法などさまざまです。最初は開発会社の社員となってキャリアをスタートさせる人がほとんどだと思いますが、その場合は400万円台から500万円台がプログラマーの平均的な年収です。
しかし、そこからキャリアアップしてSEやプロジェクトマネージャーなどに職種をランクアップしていくと、年収はどんどん高くなります。
独立してアプリ開発などをしている人の中には、1千万円以上の年収を得ている人も少なくありません。スキルを磨いて経験を積めば年収が高くなっていくのですから、フェアな世界といえます。
独立行政法人情報処理推進機構が発表した「DX白書」という統計データを見ると、プログラマーを含むIT系人材は今もなお不足していることが浮き彫りになっています。かねてからIT系人材は慢性的に人手不足ですが、市場が爆発的に拡大しているため、新たな人材が増えてもそれが追い付いていない状況です。
この業界で今後プログラマーになれば、引く手あまたの状況であることは間違いないでしょう。しかもキャリアアップしていくと人材としての価値はさらに高くなるので、年収ランクを高くしていくことも十分可能です。
プログラマーになるには、プログラミング言語の習得やソフト開発全般の仕組みや流れをマスターする必要があります。国家資格がなければプログラマーになれないといったことはなく、完全に実力の世界です。
問題解決に向けて論理的に物事を考える能力や、場合によっては英語力なども必要になるでしょう。このようにプログラマーに求められる能力は多岐にわたるので、効率よく学ぶには専門学校などのプログラマー養成学科で体系立てて学ぶのが一番です。
専門学校では意外なスキルも含めてプログラマーになるための知識を網羅できるので、ほとんど知識がないゼロの状態から始めるのであれば専門学校がおすすめです。
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