e-sportsの仕事
アナリストとは、分析家とのことです。近年、IT技術の発達によって、アナリストたちは活躍の場を広げ、スポーツ業界に大きな影響を与えました。「がむしゃらに戦う」のではなく、「様々なデータを分析すること」でチームを勝利に導くのが「スポーツアナリスト」です。e-sports業界においても、「対戦チームの戦術」「自分のチームの弱点」などを分析する「e-sportsアナリスト」が登場し、チームの勝利に貢献しています。
e-sportsチームにとって「頭脳」ともいえる、情報戦略のスペシャリストが、e-sportsアナリストです。
① プロゲーマー
まさに新時代のアスリート。大会やイベント、番組出演、企業広告などゲーム業界の花形とも言えます。
② マネージャー
チーム運営やプレイヤーの育成、選手のプロモーション、大会に向けての人選など選手、チームの管理運営全般を担います。
③ アナリスト
味方や敵のデータを収集し、分析することで勝利へと導く仕事です。アナリストが準備したデータを元にチームの練習計画や、方針が打ち立てられます。
④ イベントスタッフ
イベントや大会の企画・構成・運営を行う仕事です。オーディエンス(観客)に楽しんでもらえる様な演出や大会企画から来場者動員、視聴者数を確保するために、プロモーションなど様々なことを行います。
⑤ ストリーマー
e-sportsのライブ映像を配信・編集、また実況・解説などを行う仕事です。ストリーマーの主な収入源は配信を視聴している視聴者からの投げ銭やスポンサー広告となります。ゲームスキルだけではなく、話術やファンとのコミュニケーションスキルが必要となります。
e-sportsアナリストの仕事は、第一に「情報収集」からスタートします。過去の大会映像やスタッツなどから、対戦チームの特徴を見つけ出します。
選手のプレースタイル(クセ)/行動/テクニック/戦術的傾向/長所/短所/ピック率/バン率
まずはこの「情報収集」がカギになります。集めたデータはPCのデータ分析ツールなどを用い、分析して戦略に落とし込みます。
データ分析は、対戦チームだけでなく、自分のチーム・選手に対してもおこないます。勝ち負けの要因をデータから探り出し、チーム・選手の強みや弱みを知ることで、今後の練習において強化すべき事柄がわかります。
このように、強いチーム・選手を作るために、データを武器にサポートするのが、e-sportsアナリストの仕事です。
チームの戦略に大きく関わる仕事であるため、ある程度ゲームをやりこみ、戦ってきた経験が仕事に活きてくるでしょう。よって、元プロゲーマーからアナリストになる人も多いようです。
一方で、情報収集のやり方・データの扱い方・データ分析ツールの使い方など、データを取り扱い分析する者として、PCに慣れ親しんでおくことや、データ分析の基礎知識を身に着けておくことが必要です。
アナリストとしての実績を積めば、コーチや解説者への道も開けるでしょう。
集めた情報のデータ入力など、基本的なPC操作スキルは必須です。また「Excel、Word、Power pointを使えること」を募集条件に加えているチームや、「英語や韓国語技能を持っていること」で優遇されるチームもあるようです。マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)検定 や情報処理技術者試験などで自分の力試しをすることや、TOEICの受験で英語力を鍛えることもおすすめです。
4年制AI&テクノロジー科
e-sportsプロマネジメント専攻
チーム運営やイベント企画、e-sportsビジネスを実践を通して学ぶ。e-sports業界を牽引するスペシャリストを育成。
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